<制度概要>


 本事業は、小規模事業者(注1)等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(物価高騰、賃上げ、インボイス制度の導入等)等に対応するため、小規模事業者等が取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助(50万円~250万円)(注2)することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的とします。

本補助金事業は、 小規模事業者等が自ら策定した持続的な経営に向けた経営計画に基づく、販路開拓等の取組(例 新たな市場への参入に向けた売り方の工夫や新たな顧客層の獲得に向けた商品の改良・開発等)や、販路開拓等と併せて行う業務効率化(生産性向上 の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。


【活用例】

事例①
 補助金を活用して、店舗周辺の空き地(幅約4m、長さ約12m)に、高級感の溢れるプチ庭園を造り、来店客が食事をしながら視覚でも味でも鮨を堪能していただく庭園づくりをおこない、店内の座敷からも見えるような配置にした。
集客力を高めて客数を増やし、こだわりや魅力が伝わる高付加価値メニューの開発などで客単価を上げ、売上と収益性を伸ばすことができた。

事例②
 業務効率化を目的に、予約・顧客情報の管理システムを導入した。
 紙文化や対面コミュニケーションを重んじる仕来りが根付いていたために、事業実施当初はデジタル化が思うように進まなかったが、紙文化に執着し反発する従業員も多数いた中で、デジタル化への不安要因を吸い上げ、200項目におよぶ要因を一つずつ解消していった。 地道な意識改革により、ITツールを積極的に活用しようと社内が変化。自動化が進んだことで、きめ細やかな対応やリピーター開拓も円滑に行えるようになったなど、サービス品質向上や業務効率化を実現した。


(注1)

 常時使用する従業員数が「商業・サービス業(宿泊業、娯楽業を除く)」の場合5人以下、それ以外の業種の場合20人以下である事業者

(注2)

(一般型・通常枠)
 ●補助上限50万円


(インボイス特例)50万円上乗せ
 免税事業者が適格請求書発行事業者への転換に伴う事業環境変化に対応することに対し政策支援をするため、2021年9月30日から2023年9月30日の属する課税期間で一度でも免税事業者であった又は免税事業者であることが見込まれる事業者及び、2023年10月1日以降に創業した事業者の内、インボイス発行事業者の登録を受けた事業者に対して、各種枠組みに補助上限50万円上乗せするもの。


(賃金引上げ特例)150万円上乗せ
 最低賃金の引上げが行われる中、それに加えて更なる賃上げを行い、従業員に成長の果実を分配する意欲的な小規模事業者に対し政策支援をするため、補助事業実施期間に事業場内最低賃金を50円以上とした事業者に対して支援します 。 加えて、賃金引上げ特例に申請する事業者のうち業績が赤字の事業者については、補助上限引上げに加えて、補助率が2/3から3/4へ引き上がる (インボイス特例対象事業者は、インボイス特例による上乗せ部分も含む)と共に、加点を希望した場合は優先採択を実施します。


(上記特例の要件をともに満たす事業者)200万円上乗せ
 インボイスおよび賃金引上げの両特例の適用を受ける場合、 上記両方の要件(含む追加要件)を満たし、必要な手続き(含む追加手続き)を行うことが必要です。  インボイス特例および賃金引上げ特例を希望した場合、通常枠・インボイス特例・賃金引上げ特例の要件を1つでも満たさない場合は、補助金は交付されません(特例による上乗せ部分のみではなく全体が交付対象外となります)。


1.受付開始

 令和7年5月1日(木)


2.受付締切 

 第17回:令和7年 6月13日(金)17:00 ※終了予定
 ※(事業支援計画書(様式4)発行の受付締切 2025年6月3日(火))

 

3.申請書提出先・問い合わせ先

 お近くの商工会までお問い合わせください。
 ※詳細は公募要領をご覧ください。

<一般型>第17回公募要領(第2版) (PDF形式)
<創業型>第1回公募要領(第2版) (PDF形式)

4.応募方法

 応募は電子申請のみとなっており、<一般型>、<創業型>で申請先が異なりますのでご注意ください。
(商工会地区・一般型・通常枠) https://www.jizokuka-portal.info 
(商工会地区・創業型) https://www.jgrants-portal.go.jp/ 

(注意事項)

 ※電子申請システムを利用するにはGビズIDプライムもしくはGビズIDメンバーのアカウント取得が必要です。アカウントの取得には数週間程度を要しますので、未取得の方はお早めに利用登録を行ってください。同アカウントは、採択後の手続きについてもご利用いただきます。  既にGビズIDアカウントを取得しているが登録情報が古い場合、必ず最新の情報に更新してから申請してください。事業者情報を更新せずに申請・採択された場合、 GビズIDの情報を最新化しなければ補助金の額の確定を受けられません。  暫定GビズIDアカウントは使用できません。

 電子申請システムの利用環境について、以下のブラウザの最新バージョンをご利用ください。なお、下記以外のInternet Explorer等のブラウザは、申請上のエラー等が生じますので利用しないでください。

 ・Windowsの場合:Google chrome、Microsoft edge
  ※Microsoft edgeの「InternetExplorerモード」は申請上のエラー等が生じますので利用しないでください。
 ・macOSの場合 :Google chrome、safari
 ・iOSの場合   :Safari
 ・Androidの場合 :Google chrome
  ※電子申請の提出書類の形式については、pdf、zip、png、bmp、jpg、jpeg、gif、heic、doc、docx、xls、xlsxとし、公募要領で決められたファイル名とし、所定の場所に添付ください。

5.参考URL

(中小企業庁)https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/shokibo/2025/250304jizoku_01.html


 

◇更新履歴

令和7年 5月 1日:新規公開