平成27年度「食」のブランド化研究会事業

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~「矢巾町産山ぶどうの有効活用と販路拡大」へ向けて~

矢巾町における「食」の商品開発(むらおこし事業)の歩み

 矢巾町における「山葡萄」の商品開発は、平成9年に矢巾町商工会が「むらおこし事業」に取り組んだことから始まりました。

「健康食」を開発コンセプトに、平成10年に、山葡萄と霊芝(萬年茸)を原材料とした健康飲料「萬年健(まんねんけん)」を開発し、翌平成11年の “99東北むらおこし物産展コンテストで「銀賞」を、また同年、第28回躍進いわての産業まつりでは「銅賞」を受賞し、高い評価をいただきました。

 これを契機に、翌年、平成12年には山葡萄の栽培を地元でとの声で、ボランティアを募集し苗木300本を同町太田地区に植栽しました。その後、平成13年に煙山地区にも植栽を拡大し、平成14年には、「山ぶどうの会」(会員96名)が設立しました。

 平成15年には、さらに山葡萄商品の幅を広げ、磨きをかけるための事業に取り組み、主力商品である「萬年健」の改良や山葡萄を使った新たな商品開発(菓子類、漬物など)を行ったほか、原材料の安定供給に向けて苗木165本を補植し、翌年、平成16年にも苗木187本の補植を行うなど、現在650本の山葡萄(5種類の野生種)が栽培されています。

 山ブドウの栽培は、岩手県が全国一の産地で、さらに東北地方がその約8割を占め、その中で多品種栽培をしているところは珍しく希少とされています。

 平成17年には、山葡萄が初めて収穫され、「収穫祭」が行われました。 収穫量は140kgでしたが、地元産の山葡萄の幕開けに、集まった多くの方から夢と期待が寄せられました。

 平成18年に、山葡萄の安定供給をさらに確かなものにするため「NPO法人やはば山ぶどうの会」が会員52名で発足いたしました。

 その後収穫量は、平成19年に1,600kg、平成21年には4,200kgと順調に伸ばし、平成26年には8,000kgに至りました。

 現在の山葡萄商品は、その主力が「山ぶどう原液」ジュースで、その他「山ぶどうジャム」や、山葡萄を原材料としたお菓子や漬物などですが、特に、「山ぶどう原液」は、「5種類の野生種の絶妙のブレンドにより旨みの違いが際立っていて、大変飲みやすく美味しいという評判もあって、贈答品として喜ばれています」という事で、製造元である「NPO法人やはば山ぶどうの会」ではかなり自信をもった商品ですが、価格も高価で、また、販売先も限られているため、なかなか一般消費者まで届かない隠れた逸品となっています。

 これらの山葡萄商品は、現在、矢巾町ショッピングセンター「アルコ」内にある、特産品の店「ネマーレ」と、矢巾温泉矢巾町国民保養センターの売店で購入することができるほか、矢巾観光開発株式会社で入手ができます。
 過去において主力商品であった「萬年健(まんねんけん)」は、特定の方から絶大な支持がありましたが、残念ながら生産を中止いたしました。

 このWebサイトで、やはば「山ぶどう原液」を知った方は、他の山ぶどう原液と飲み比べてみてください。山ぶどうは、ポリフェノールや鉄分、ビタミンCなど栄養成分の豊富さから健康食品としての利用なども注目されていますが、是非、5種類のブレンドという希少性が生み出した逸品と出逢っていただきたいと思います。

 そして、親しい友人や出産祝い(産後の鉄分補給等)など様々なご贈答に、また、ご自身の健康増進のためにご愛用されることをお勧めいたします。詳しくは「商品の紹介」をご覧ください。

 

 

山ぶどうを使った商品

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