有限会社及川農園

手造り梅干し(無選別)

酸っぱくて、また食べたくなる
たっぷりと日光を浴びた、昔ながらの梅干

 和食好きには、普段の食卓に欠かせない梅干。実は、市販されているおよそ9割が、梅を調味液に漬けた梅漬け。なぜ梅干しがこれほど少ないのか。その理由は、出来上がるまでの工程に隠されている。 

 まずは、収穫した梅の実を、約一週間塩漬けする。その後、ザルいっぱいに梅を並べ、屋外へ。たっぷりと日光を浴びることで、美味しさが引き出される。天日干しの期間は、表面を約3日間、ひっくり返して約2日間。その後、干した梅を紫蘇の葉に挟み、梅酢で漬け込む。約2カ月経てば完成だ。

 手間をかけてでも、酸っぱくてまた食べたくなる昔ながらの梅干を消費者に届けたい。それが、及川農園の思いだ。代表取締役の及川詔夫さんは、24歳の時に家業へ。母の梅干作りは幼い頃から見慣れた光景だった。母は詔夫さんが38歳の時に亡くなったが、その技法はしっかりと受け継がれている。詔夫さんと共に働くのは、平均年齢69歳の女性パートさんたち。作業場には笑顔の花が咲き、活気がある。

 こだわりは、製法だけにとどまらない。梅の木、さらには紫蘇の栽培も自ら手掛ける。化学肥料を使わずに、紫蘇の茎を梅の木の根元に敷き詰めて堆肥に。安心安全に対する妥協なき姿勢は、土作りに至るまで徹底している。

 及川農園の梅干は、味の良さが高く評価され、髙島屋、大丸松坂屋、京王といった有名百貨店と契約。また、全日空のファーストクラスの機内食としても提供されている。

「梅といえば和歌山が一大産地であり、かつては『岩手で梅がとれるの?』という反応でした。住田町は空気がきれいで、梅干作りに最適です。評価していただけて嬉しく思っています。梅干作りのプロとしてのプライドを持って、もっと良いものを作っていきたいです」と、詔夫さんは前を向く。

おすすめ商品

  • 手造り梅干し(無選別)

    栽培、収穫、製造まで丹精を込めて、丁寧に造りあげられた昔ながらの梅干。無添加・無着色の商品は、全日空の国際線で提供されるほど、市場でも高い評価を得ている。

    賞味・消費期限:製造日から3年
    保存方法:常温

ご注文・お問い合わせ

【注文方法】電話(9時~17時)、FAX
【支払方法】代金引換(手数料はお客様負担となります。)

有限会社及川農園

〒029-2311 岩手県気仙郡住田町世田米字本町36
TEL:0192-46-3021
FAX:0192-46-3143
定休日:年末年始