お菓子工房eat＋

シフォンケーキ

忘れられない食感と、口どけの良さ
保存料不使用、ふわっふわのシフォンケーキ

　皆に､安心安全で美味しいお菓子を食べてほしい。そんな思いを胸に、オーナーの佐藤晃子さんがお菓子工房を開いたのは､生まれ育った住田町に戻って９年程経った頃のことだった。

　高校卒業後､東京の洋菓子店に勤務した。約7年働き､24歳の時に帰郷。当時は子育てをしながら保険会社に勤めていた。仕事柄､体調を崩してしまったお客さんとも接する。その時に､佐藤さんは思った。「生きているうちに､好きなことをやろう」と。

　佐藤さんの好きなこと､それはお菓子作りだ。2013年､自宅敷地内にお菓子工房「eat+（イートプラス）」をオープンした。

　看板商品は、シフォンケーキ。フォークを入れると、ふんわりと沈んでいく。口にすると、ふわふわとやわらかくて、すぐに溶けていく。甘さも控えめなので食べやすい。やわらかさの秘密は、メレンゲの量と混ぜ方。東京の洋菓子店時代に学んだ技術に、佐藤さんのアレンジを加えている。焼き過ぎないように加減することも、食感の良さのポイントだという。安心安全なお菓子をと、保存料不使用なのも嬉しい。

　シフォンケーキの種類は、バニラ、チョコ、紅茶、レモン、オレンジ、ラズベリー、黒糖の７種と豊富。カットの他、ホールでも販売しており、生クリームでデコレーションした、バースデーケーキも受け付けている。

　もうひとつの人気商品が、ビスコッティ。イタリア語で「二度焼きした」という言葉が語源となっている伝統菓子で、固焼きなのが特徴。アーモンドが丸ごと入っていて、食べ応えがある。イートプラスでは、プレーンと黒の２色のビスコッティを販売。黒バージョンは、住田町のマスコットキャラクター「すみっこ」をモチーフにした一品。竹炭の粉末で色付けをしている。