やはば「食の歳時記」
 日本には四季折々の暮らしがあり、そこには長い年月を経て継承されてきた伝統行事があります。
 行事には必ずそれに合わせた食事が作られてきました。女性たちはそれを喜びとし、手間をおしまず作りました。
 しかし、時代の変遷に伴い食生活も多様化し、行事とともに普段の食事にも変化が見られ「食」に対するこだわりや、手間をかけることがなおざりにされている傾向があります。
 時代の病といわれる生活習慣病にも目を向け、また、今後予想される少子高齢社会においても、その予防や食生活の大切さなどを呼びかけながら、再び見直されている日本型食生活に注目していただきたいと思います。
目次
行事 由来 レシピへクリック
正月 おせちは栄養満点。その土地の産物を取り入れ保存がきく縁起をかついだ料理を作りましょう。 黒豆 他
小正月 これから始まる農作業を願う行事、女性の正月とも言われ指揮権を発揮しながら活躍し、1/13から準備しました。 ささげ豆と昆布の煮物 他
ひな祭り 桃の節句。女の子の健やかな成長を祝いましょう。飾ってあった雛人形は午後になったら片付けます。 雛まんじゅう 他
春彼岸・秋彼岸 丸い彼岸団子には、仏様がお帰りになる時、団子に乗ってコロコロ転がして帰って行くという言い伝えがあります。 彼岸だんご 
端午の節句 男の子の節句。古来五月は雨季に入り悪疫がはびこり、厄除けの為にかしわ餅やちまきを食べ薬酒を飲んで災いを払いました。 かしわ餅 他
田植え・こびる 田植えの日は、朝の一服(午前の小昼)、昼食、午後の小昼を出すので主婦は大忙しでした。今は機械化で小昼も軽くなりました。  
御神酒あげ・さなぶり 田植えが終わると労をねぎらい、「今年も沢山お米が穫れますように」「家族が健康で暮らせるように」と御神酒とお餅を神棚に備えお願いしました。  
なのか日のかまこ焼き 七月七日のかまこ焼きは、農神様に供え虫祭りを行なって豊作を祈る昔から代々受け継がれている行事でした。 かま焼き
盆 先祖の霊をお迎えする為に、迎え火をたいたりお墓参りをします。料理は仏教行事なので肉・魚なしの精進料理をお供えしました。  
十五夜 旧暦8月15日の夜。仲秋とも言います。備えられた物は女は食べてはならないと言われ、男の天下でもあったようです。 月見だんご
天神様のお祭り 岩清水地区にある天神様は菅原道真公を奉ったお宮で学問の神様と言われ、毎年9月15日に近所の人達でお祭りをします。  
秋じまい 稲扱の作業が終り農作業が一段落した時、家族で「庭払い」と言って小豆餅を作って食べ収穫を喜び合いました。 いか汁
餅つき風景 米どころ矢巾町では行事に欠かせないものでした。今でも祝事・仏事にこだわらず用いられます。 ぺったん
神様のとしとり 農民達は、その年の収穫に感謝し、次の年の豊作を願って祝います。神様が先に年をとり、人間が最後12月31日に年をとります。  
お恵比須様のお年越し 釣竿を持ち右手に鯛を抱えた豊漁神の姿ですが、後年はまち場の崇敬もあって、ニコニコ愛嬌のある商業神ともなりました。 へっちょこだんご
大黒様のお年越し 財と福をもたらす福の神様。古くは穀物の神とされ、初めは寺院の厨房に祀られていました。  
山の神様のお年越し 山の仕事をする人の守護神であり、子作りや安産の守護神として信仰。町内では妻のことを「山の神」と呼ぶ人もいます。  
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矢巾町食生活改善推進員協議会
岩手県紫波郡矢巾町大字南矢幅 13−123(矢巾町生きがい推進課内)
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設立20周年記念誌「やはば 食の歳時記」より