腕木信号機が使用されている駅
八戸 本八戸 陸奥湊 種差海岸 階上 種市 陸中八木 侍浜 久慈
           
タブレット閉塞区間
八戸 本八戸 陸奥湊 種差海岸 階上 種市 陸中八木 侍浜 久慈
   

 腕木式信号機について
 
タブレット(通票)について
運用の説明(イメージ)

 1.列車を出す側が連絡します。
   通票閉塞機の上のプランシャーを押すと、となりの駅のベルが鳴るしくみで押す回数により、
   どのような要件か決まっています。
   また、音も隣の駅(上り方面駅、下り方面駅)でそれぞれ違い、写真の右にみえる香取線香型
   からは「ボンボン」と鳴り、ベル型は「チンチン」と鳴ります
 2.電気を送ってもらい、閉塞機からタブレットを取り出します
   (そうでないと取り出せない)
 3.キャリアにいれて、運転士に渡す(これで通行(運行)できるようになります)。
 
連絡を取り合う 通票閉塞機(2セット) 受渡し  

腕木式信号機は写真のような鉄道用信号機で、羽根の上下により進行・停止の合図をするもので、駅にある信号梃子(てこ)とワイヤーでつながっており、手動操作されます。操作する時にまた味があり、ポールが少ししなるのを見ることができます。

向かって左が、本線対応の「出発信号機」。
停車場(駅)から、列車を出発させてよいかどうかを示します。
”上り出発”、”下り出発”という名前がついています。

尚、この信号機とは別に、列車が停車場に進入してよいか示す、「場内信号機」もあり、その信号機の矢羽根は「出発信号機」より長いです。
”上り場内”、”下り場内”という名前がついています。

右の背の低い方は、その昔、海産物や、炭等を運んだ時に使用されていました。(ホームで言うと3番線にあたる線路から出発させる(1,2番線が本線の場合))。
今では工事用列車などに臨時使用。
”下り1番上り出発”と言う名前がついています。
日本全国でも、見れるのは何箇所しかないとのこと。
左の写真は「場内信号機」です。
夜間の為に、補助の灯火がついています。

余談ですが、羽根はホーロー加工(なつかしの大村昆さんの看板と同じ加工)されているそうです。
羽根が横:進入禁止 羽根が下:進入可
信号梃子です。よく使いこまれていて、
よく手入れされています。
操作と指差し確認 信号梃子(てこ)
タブレットは通行手形のような役割を持ち、各駅にて駅長がキャリアと言われるわっかのようなものに入れて運転士に渡されます。

画面サイズをケチったので+_+;分からないかも知れませんがそれぞれ、緑、黄、白のテープが巻かれています。安全確保の為でしょうか、シンプルゆえに機能美を感じます。

※つるの部分は、鉄製のワイヤーを撚ったもので表面は革でできているが、長く使用しているうちに痛んでくるので、ビニールテープで補修しています。やはり区間毎に色分けされているようです。
タブレットの詳しい説明

列車が本線上を勝手に運転すると、正面衝突したり、追突したりといった事故が起こるので、
ある区間には1個列車の他に列車を同時に運転できないように工夫してある。
この区間を占有させる事を、閉塞区間という。

閉塞の仕方に、自動閉塞、連動閉塞、連査閉塞、通票閉塞などがあり、
八戸線の場合は通票(タブレット)閉塞が行われています。
 
タブレットは、穴の形により特定の区間で使用するように決まっている。(マル、ヨンカク、サンカクなどがある)
写真で、受け渡ししているものは、タブレットキャリアーといい、中にタブレットが収納されています。
お願い。 
駅事務室内の写真は、許可を得て撮影させて頂いたもので基本的には立ち入り禁止です。
また、タブレットの授受シーン等、列車を撮影される場合、車両の運行に支障を起こすような
危険行為はしないようにお願い致します。
岩手県種市町のご紹介
岩手県種市町のご紹介