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数日後、金田一駅員達からこの話しが伝わって、村人の幾人かの耳に入って以来、三狐達の役者振りが、次第に評判になって行くにつれて、大した偉いものだ、と評価するもの、ひどい悪戯するものだと言う人など、さまざまに騒ぎたてていたが、知っている人はほんの一部の人だけ。
それから数日後、再び舞台を十文字川の鉄橋上に移し、夜も更け月明かりも薄明かりの頃だったようだ。金田一駅を発車して上りに向かって速度も増し進行中「上田面(かみたおもて)」の踏切を過ぎた頃、ここは直進のため鉄橋付近の下りに向かって来る、もう一つの汽車のライトが発見された。
距離が大分あったので、徐々にブレーキをかけながら進行したが、もう一つの汽車は全く進行してくる気配なく、三十間(五十米)位まで接近したが、ライトを照らしたままの汽車は停止していたのである。
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