●　『南部箒』とは？

縮れた穂先の工夫
　南部箒のすぐれた点は、一般の箒には見られない穂先の強い縮れにあります。
　縮れの秘密は明かせませんが、この縮れた穂先により、掃除機でも容易ではない絨毯についた糸くずや犬・猫の毛、煙草の灰から硝子の粉までも掻きだしてきれいに掃き出せます。
　その縮れの効果は、ホウキ草を密度濃く編み上げる丹念な手技によって倍加されます。
　ビロードなど埃のつきやすい布地でも高倉工芸の和・洋服用の箒なら、たちどころにきれいになり、布地の艶が蘇るのがはっきりと見てとれます。

写真右側が『南部箒』の穂です。 一般の箒に比べてはるかに縮れの強いことがわかります。

	手技の逸品
	”編み出し”と呼ばれ、高級品には絹糸で丁寧な刺しゅうが施されます。 これは糸目をホウキ草の編み目の中に 通しながら組み上げるもので、ひと目盛でも間違うと 模様がズレます。ひたすら神経を使う忍耐の手仕事です。

●　『南部箒作り』の作業工程

�@ホウキ草の穂。	�A８月末から始まるホウキ草の収穫は一本一本手作業で摘取ります。	�B大きな釜で湯通し。 折れたりしないよう、生の草をこの湯通しで締めます。
�C天日干しをする。	�Dさらに屋内の乾燥場で風にさらし、仕上げます	�Eホウキ草が折れないように注意しながら糸できっちり巻き編み上げていく。

●『商品一覧表』

【長柄ほうき】

�@ 桐柄（長さ：約130cm，幅：約25cm，重さ：約600ｇ） �A 竹塗柄（長さ：約130cm，幅：約25cm，重さ：約600ｇ） �B 竹塗柄（長さ：約130cm，幅：約25cm，重さ：約700ｇ）

【片手ほうき】

	上段より
	玄関ほうき（長さ：約60ｃｍ、幅約30ｃｍ、重さ：約250ｇ）
	巴ほうき（長さ：約80ｃｍ、幅約35ｃｍ、重さ：約400ｇ）
	竹塗柄（長さ：約90ｃｍ、幅約35ｃｍ、重さ：約550ｇ）
	小ぼうき・桐柄、部分絹糸巻 （長さ：約80ｃｍ、幅約30ｃｍ、重さ：約300ｇ）
	小ぼうき・桐柄、部分絹糸巻 （長さ：約80ｃｍ、幅約30ｃｍ、重さ：約300ｇ）

【和洋服はけ】

和洋服はけ各種は、自然の素材を活かした新しい生活道具として携帯用から常備品までさまざまな用途に合せ暮らしの中で温もりのある小道具たちです。 左側、南部駒ぼうきの自然素材と美しさは工芸品としても魅力です。 価格も使用目的、品質に合せ30,000円から5,000円まで各種取り揃えております。 お気軽にお問い合わせください。