改革とは      千田弁護士 的外れより 週刊法律新聞の『飛耳長目』欄に次のような記載があります。 「国民は『改革を抽象的にしか理解していない」。あるテレビのコメンテーターはこう評した。 漠然と何かを変えてくれる「改革」の側に立っている小泉氏を支持しているに過ぎない、というのである。   確かに、私も「改革」とは「改め変えること」(広辞苑)という抽象的な意昧は埋解していますが、政治の 世界における「改革」については勉強不足のため、恥ずかしながら具体的にどこをどのように改め変える のか、あまりよくわからないで来ました。 「改め変える」という以上、「これまで、この部分が、このように、悪かったので、ここを、このように 変える」ということが明確に示されなければならないはずです。 手術をする場合は、「ここの部分に悪いものがあるから、この部分は取らなければならない」ということ がはっきりしていなければならないことは、誰にでもすぐわかるところです。 しかし、政治の世界で議論されている「改革」については、「これまで、この部分が、このように、悪か ったので、ここを、このように、変える」という具体的なことが、私にはよく理解できていません。 皆様はいかがでしょうか? 司法改革も議論されてきましたが、「改め変える」以上は、これまでの制度で悪かったところを具体的に 拾い出し、それをしっかりと認識することがまずやらなければならないことだと思います。