店舗間の関係激化が地元購買率の減少傾向を助長

若年層 車利用による買い物行動が顕著

地元購買率の状況

 平成10年度の岩手県広域消費購買動向調査結果によると、地元購買率は商業集積度の高さを反映して都市部では高く、町村部では低くなっており、前回調査と同様の傾向となっています。

 しかし、都市部においても郊外への大型店の出店などにより商業集積の拡散化や消費行動範囲の拡大が進み、中心商店街の相対的地位が低下していることがうかがえます。

 一方、全県的なロードサイド型やディスカウント型店舗の新展開により品目によっては中規模市町の地元購買率は下げ止まりや回復基調のきざしもみえています。

 いずれにしても店舗展開による競合関係の激化は地元購買率の全般的な減少傾向を助長していることがうかがえます。

流出の状況

 地元購買率と表裏の関係にある流出率は、品目総合でみた場合、前回19市町村でみられた流出率低下は今回13市町村にとどまり、流出率上昇の市町村が増加しています。

 最大の原因は大規模店の都市部近郊や隣接町村との境界地域への進出が考えられ、それに車を利用したショッピング行動の日常化があると思われます。特に矢巾町や前沢町、平泉町は大規模店立地の影響を示した典型といえます。

若年層の地元購買状況

 若年層の地元購買状況は一般層と同様に、都市部では高く、町村部では低くなっています。

 品目総合でみた場合、都市部でも90%台は盛岡市のみで、他の主要都市は70〜80%台となっており車で買物をする機会が一般層よりも多く、他市町村への流出が激しく、その分だけ地元購買率が低くなっています。しかし、食料品や日用品・台所用品については手短な地元調達の様子がうかがえ、一般層を上回る地元購買率を示している町村も見受けられます。
 

 

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