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<吟ぎんが>誕生秘話 雪融けとともに堆肥を運び、苗代を用意する慌しい春仕事に始まり、田植え、草取りの夏を経て黄金色の稔りの秋を迎える。農耕文化の中で営々と育まれてきた日本の米作り。米どころ岩手の雄大で清冽な大地が育んだその一粒の米に向けられた情熱が、日本酒にそのまま結集しています。そんなお米の話を少し披露しましょう。南部杜氏の里石鳥谷では、原料であるお米の品種選びから見直しています。地元の杜氏の手により地元の風土に育ったお米を使い、地域を潤す豊かな水を使うことから本物の酒造りは始まる。それは酒造りそのものが何にも換えがたい自然の営みの賜物だから。 長年、私たちの郷土では酒造りに適したお米、酒造好適米の品種開発に取り組み、改良を続けてきました。そして平成11年、ついにその悲願が結実し、<吟ぎんが>の名の新しい酒米の作付け、収穫に至ることができたのです。 |
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![]() 町長さんご挨拶 |
岩手県オリジナル酒造好適米「岩南酒13号」(吟ぎんが)について
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| たわわに稔り、ついに収穫を迎えた<吟ぎんが>刈り取りの様子。 まもなく仕込みの時期を迎え、期待に胸が高鳴ります。 |
![]() 稲刈り |
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平成2年より研究に取り組み10年目にして成果が実った酒米品種の<吟ぎんが>は、稲が風にも自重にも倒れにくい、中心部にでんぷんが粗く詰まった心白部分を持つため麹との相性が良い、吸水性に優れている、といった特長を持っています。
初年度の11年は地元農家7件が延べ7.8ヘクタールに作付けしましたが、岩手県で醸造される日本酒量に必要な水田の面積は200ヘクタール。将来はこの面積をすべて<吟ぎんが>一本にしていくとともに、米作りを終え冬期間全国へ出かけていく酒造りのプロ南部杜氏その人の手によって、このすぐれた 酒米がまさに全国へと伝播していくことを強く期待しています。 何人もの人々の希望と努力と研鑚とが結実した<吟ぎんが>がいよいよお酒になる。晩酌で口にされる一杯にも、このお米の生きた情熱の鼓動が脈々と流れているかも知れませんね。岩手の地に稔った稲のそよぐ姿を想像しながら杯を傾けてみてください。 |
